設備・機器の紹介
Facilities
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日本光電 生体情報モニター
(BSM−3592)
心臓のドキドキの様子、血圧、酸素の巡り具合、二酸化炭素の吐き具合などをチェックできます。麻酔中はもちろん、鎮静状態での検査・処置中の体の状態をチェックする機械です。物言えぬ動物達をしっかり観察してあらゆる状態を想定しても、見えない部分はあります。いわば我々の“第3の目”となります。
富士フィルム CRシステム
(V station & PRIMA V)
X線検査とは白や黒の濃淡の色味や物理的な形・位置の変化で診断を行うものです。動物の場合は横向きと正面の2方向で撮影を行い、頭の中で立体的に作り直して診断します。どうぶつのお医者さんはしばしば“どうぶつのカメラマン”にもなります。気持ちを込めて撮った写真は色々なヒントを語りかけてくれます。それを皆様に分かりやすく説明できるように努めていきます。
飛鳥メディカル 半導体レーザー
(D-LaseV10)
手術中の止血・凝固・切開を“やさしく”施術したい、高齢化に伴う四肢の関節や背骨のヘルニアなど慢性的な痛みや皮膚の治りにくい傷に対して“やさしく”治療したい、高齢化に伴い発生する腫瘍に対して“やさしい”アプローチができる新たな選択肢を作りたい、といった3つの機能を併せ持つ“やさしさを追求する当院の姿勢そのもの”です。どんな方々の為に使われるのものか?、どんな効果があるものか?、どんな方法で施術するのか?といった疑問についてお話させてください。診療所でお待ちしております。
メトラン 麻酔器・人工呼吸器
(composX+composβEV)
1.5kgくらいの小さな体から40kg以上の動物まで、肺に入る空気の量は大きな違いがありますが、それを自動で感知して最適な量の酸素と麻酔を送り込んでくれます。同じ体重でも高齢の場合は肺が固くなって広がらないこともありますが、こちらも自動で感知して無理に吹き込まないように優しく呼吸を調節して、肺へのダメージも最小限になります。我々獣医師たちが安心して手術をする為の“生命線”です。
メニックス ICUシステム
(MENIOS COMPACT)
一般的なステンレスの入院ケージとは異なり、酸素濃度・湿度・温度を完全にコントロールして入院中の動物を少しでも良好な状態で回復させるための設備です。手術前の酸素供給や手術後の麻酔からの覚醒にも用います。
トップ 輸液ポンプ
(TOP-221VA)
前後ろの脚や首の血管にカテーテルを設置して輸液を行う機械です。体重に合わせて輸液の量を調整し、自動的に輸液をし続けることができます。入院中や手術中に活躍します。
キャノン 超音波システム
(Xario100V)
いわゆる“赤ちゃんの妊娠診断の時のやつ”でおなじみの検査機器です。おなかの中の臓器のリアルタイムの動きや断面図を診て異常を検出します。他には心臓の中を診て壁の厚みや弁の乱れを調べたり、腫瘍(できもの)の中身の構造を診て針生検を行ったりします。検査の際は部屋を暗くして、横向きや仰向けに寝た状態で行います。本来は毛が全身に生えている動物では検査はできませんが、毛を濡らしてかき分けてゼリーを駆使して獣医師は検査を行います。場合によっては検査部位を剃毛する場合もありますのでご理解いただけると助かります。
富士フィルム 生化学検査システム
(NX500V)
いわゆる血液検査です。少量の血液で数多くの情報を我々に提供してくれる、我々にとっても皆様にとっても一番身近な“相棒”となります。お薬の選択、開始・休薬・継続・調整のための大切な判断材料になります。診察後に採血・検査でいくらかお時間をいただきますが、ご協力よろしくお願いします。一般的な肝・腎・血糖・蛋白・電解質などに加えて、“膵炎の指標”“犬の急性炎症マーカー”“猫の急性炎症マーカー”“甲状腺ホルモン濃度”“副腎ホルモン濃度”“肝機能の指標”を診ることができます。
富士フィルム ホルモン測定
(AU10V)
小動物に多い病気(甲状腺・副腎・急性炎症・肝機能)などホルモン系の異常を検出する機械です。従来は外部委託で測定を行いますが院内で測定が可能です。